文献

J-GLOBAL ID：201002217901761827   整理番号：10A0715651

認定司書制度の開始にあたって

著者 (2件)： 糸賀雅児 (JLA) ,  糸賀雅児 (慶応大 文)
資料名： 図書館雑誌  (Library Journal)
巻： 104  号： 7  ページ： 423-426  発行年： 2010年07月20日 
JST資料番号： G0039A  ISSN： 0385-4000  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 2010年11月に申請受付を開始する予定の認定司書制度の趣旨と目的を述べ,その概要について説明した。日本図書館協会が図書館経営の中核を担う司書を専門職員として認定するもので,専門性向上のために,実務経験と実践的な知識及び技能の継続的な習得が不可欠であることから,公的な評価・認定する。認定要件については,4項目を挙げて解説し,その審査手順を示した。今後の課題として,認定制度の社会的認知と,認定要件としての「論文」執筆の問題を指摘した。最後に,認定制度の確立のためには,地域的な偏りと職員数の多寡等の問題もあると示唆した。

シソーラス用語： *図書館員 ,  *制度
準シソーラス用語： *司書 ,  *認定制度 ,  認定司書

分類 (1件)： 図書館一般  (AC09010C)

引用文献 (14件)：

• この間の経緯については, 次の二つが詳しい。・大谷康晴“日本における公共図書館職員の認定制度とその課題”現代の図書館, 43巻, 1号, 2005年, p. 26-33. ・志保田務“今後の専門職制度に関する日図協の取り組み”図書館雑誌, 102巻, 3号, 2008年, p. 153-155.
• 図書館経営委員会専門職員認定制度特別検討チーム“専門職員認定制度特別検討チーム報告 解説”図書館雑誌, 97巻, 4号, 2003年., p. 228-231.
• “「日本図書館協会認定司書」制度の実施について (2009年度 (第2回) 理事会・評議員会資料) ”図書館雑誌, 104巻, 5号, 2010年, p. 315-316.
• これからの図書館の在り方検討協力者会議. 司書資格取得のために大学において履修すべき図書館に関する科目の在り方について (報告).2009年, p. 3.
• 糸賀雅児“キャリアデザインから考える図書館情報学教育”図書館雑誌, 103巻, 4号, 2009年, p. 226-228.

タイトルに関連する用語 (3件)： 認定 ,  司書 ,  制度