抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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自動車の乗心地向上のため,車体重心の加速度を評価量とする多くの手法が提案されてきた。しかし,必ずしも乗員は車体重心に着座するわけでなく乗員もダイナミクスを持ち,車両の共振と異なる周波数域で大きく振動し,振動を強く感じる。本研究では,アクティブサスペンションを用いて乗員の着座位置と乗員のダイナミクスを踏まえ,外乱包含H∞制御を用いて乗員の振動を低減する手法を提案する。数値計算で助手席に座る乗員の頭部加速度を低減する制御系を評価した結果,本手法は従来の車体振動を低減する手法に比べ限られたエネルギーで助手席の乗員の動きを減らし,他の乗員の動きは悪化することなく従来手法と同等(RMS)にできることが分かった。(著者抄録)