抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
2002年2月14日の米国FCC(federal communications commission)による規制緩和をきっかけとして,超広帯域(UWB:ultra wide-band)無線システムの検討が通信・ITS(intelligent transport systems)などの分野で盛んに行われている。ITS分野でのUWB技術応用として,車両周辺監視センサに適用する,準ミリ波帯(24GHz~29GHz)を用いる車載用近距離監視レーダ(SRR:short-range radar)が検討されている。当社は,世界各国の電波規制に適合させるため,レーダ搬送波の漏洩信号(以降キャリアリーク)を大幅に低減した,26GHz帯車載UWBレーダを開発した。車両バンパ内に搭載可能な小型サイズに抑えつつ,UWB技術の特徴を生かし,距離分解能15cm以下の検出性能を実現している。また,開発品に対して総務省より無線実験試験局免許を取得したことにより,本レーダを実車へ搭載し,走行しながら電波伝搬・検出性能などの評価実験を行うことが可能となった。本稿では,UWBレーダの法制化状況,開発したレーダの詳細について報告する。(著者抄録)