抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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マグネシウム合金を構造用材料として利用する上で課題となっている低い強度および弾性係数を向上させることを目的に,Ti粒子による分散強化を検討している。複合化の上で重要な要素の一つに,母相と粒子の濡れがある。これまでの研究において,純MgとはTiは良く濡れることを確認しているが,本研究においては,汎用マグネシウム合金であるMg-Al合金(AZ80)との濡れについて調査を行なった。濡れ性試験はTi板上に溶融したマグネシウム合金の液滴を乗せその接触角を測定するセサイルドロップ法を適用した。また,試験後の界面について元素分析を実施した。これらの実験から,マグネシウム合金とTiとは良好な濡れを示すことを確認した。両者の界面にはAlとTiとからなる金属間化合物の形成が見られたが,マグネシウム合金とTiの濡れはこの化合物の形成によるものではなく,化合物は濡れのあとに生じることを明らかにした。