文献
J-GLOBAL ID:201002219228446259   整理番号:10A0458432

循環型社会におけるリン資源リサイクルの動向 製鋼スラグ中からのリン回収の可能性

著者 (2件):
資料名:
巻: 46  号:ページ: 37-44  発行年: 2010年05月15日 
JST資料番号: S0048A  ISSN: 0916-9172  CODEN: SKTAET  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
リンの国内フローを精査し,供給ルートをリン鉱石・肥料,食飼料,鉄鋼とし,リンフローが介在する産業,消費,廃棄等の部門を約20セクターに整理した。その上で2002年度における各種統計を用いて国内のリンのマテリアルフロー分析を行った。その結果,2002年度ベ-スで高炉溶銑から製鋼スラグ中に分配除去されるリンの量は約97kt-Pにのぼり,この量はリン鉱石として輸入されるリンの総量,約111kt-Pとほぼ同量であった。従って製鋼スラグとくに溶銑脱リンスラグは,潜在的なリンの2次資源としてきわめて有望であると言えた。スラグ中のリンの存在状態をEPMA(Electron Probe Micro Analyzer)で分析したところ,スラグの構成層は鉄をほとんど含まずリンが10%程度に濃縮した「リン濃縮相」と,リンをほとんど含まない「マトリックス相」に大別でき,強磁場によって両者を分離できる可能性が高いと予想された。模擬スラグで粒子径を3水準に調整したスラグ試料について磁気分離実験を行った。いずれの粒子径においても,リン回収率は磁場強度の増加とともに低下する傾向が認められ,磁場強度一定のもとでは,リン回収率は粒子径が小さいほど向上した。本実験で得られたリン回収物はFeO濃度はリン鉱石とほぼ同等のレベルであったがP2O5濃度は低値であった。しかしながら,資源としてのリンの用途は多岐にわたるので,その用途は十分確保できると考えられた。
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
資源回収利用  ,  廃棄物処理 

前のページに戻る