抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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知的財産に関する実践知の創造を担ってきた日本知的財産協会(JIPA)の活動を「組織学習」と「実践コミュニティ」の観点から分析し,学習する実践コミュニティの条件を明らかにした。分析の結果,JIPAでは,組織の理念や風土が有能な人材をひきつけ,専門委員会や政策プロジェクトによって新しい知識が獲得されており,それらの知識が会誌や資料,研修によって共有されている。また,定期的に理事や委員長が交代することで,時代に合わなくなった知識が修正・棄却されるというサイクルが存在し,このサイクルの中で人材の育成がなされていることが分かった。中核となる人材の確保が難しくなっていることなどJIPAが抱える問題点の他,今後の研究の進め方についても検討した。