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J-GLOBAL ID：201002220142203246   整理番号：10A0263429

「目標」とは何を意味するのか:気候変動に関する国際連合枠組条約に焦点を当てた目標条項における多国間環境協定の比較研究

What are the “objectives” meant to be? A comparative study of multilateral environmental agreements on articles on objectives, with primary attention on the United Nations Framework Convention on Climate Change

著者 (2件)： KAMEYAMA Yasuko (National Inst. Environmental Studies, Ibaraki, JPN) ,  KUBOTA Izumi (National Inst. Environmental Studies, Ibaraki, JPN)
資料名： Environmental Economics and Policy Studies  (Environmental Economics and Policy Studies)
巻： 11  号： 1/4  ページ： 1-17  発行年： 2010年 
JST資料番号： L3992A  ISSN： 1432-847X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 気候変動に関する国際連合枠組条約(UNFCCC)の「究極の目標」に関する第二条について検討し,この条項に付与された具体的な役割を明らかにすることを目的とした。この条約の目標条項を,他の多国間環境協定(MEA)の同様の条項と比較することによって,MEAにおける目標条項は,1991年中あるいはそれ以後に同意された協定にのみ見出されること,及びその条項の役割は,それぞれ協議の過程及び協定の置かれた状況に依存することが明らかになった。UNFCCCはその目標条項に,「究極の目標」を含むことによって独特なものになっており,これは1991年から1992年までの各国の協議において,いくつかの国が,この「目標」の中に,長期的な目標を含めるべきであるという提案を行なった結果,挿入された。第二条は,初めのうちはその効果は低かったが,気候変動に関する科学的知識や知見のロバストネスが強くなるにしたがって,より大きな注目を集めることになってきた。

シソーラス用語： *気候変動 ,  *国際協力 ,  長期予測 ,  研究
準シソーラス用語： 気候変動に関する国際連合枠組条約 ,  UNFCCC ,  目標条項 ,  多国間環境協定 ,  *比較研究 ,  科学的知識

分類 (1件)： 環境問題  (SA01020V)

引用文献 (25件)：

• Bodansky D (1993) The United Nations Framework Convention on Climate Change: a commentary. Yale Journal of International Law 18: 451-558
• Burton W (1980) Legal thesaurus. Macmillan, New York
• de Sadeleer N (2002) Environmental principles: from political slogans to legal rules. Oxford University Press, Oxford
• Department of Trade and Industry (DTI)(2003) Energy white paper. Our energy future: creating a low carbon economy. Department of Trade and Industry, Government of the United Kingdom. London
• Dworkin R (1997) Taking rights seriously. Harvard University Press, Cambridge, MA

タイトルに関連する用語 (7件)： 目標 ,  意味 ,  気候変動に関する国際連合枠組条約 ,  焦点 ,  環境 ,  協定 ,  研究