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J-GLOBAL ID:201002220358586964   整理番号:10A0331606

モンゴル大草原における土壌水分と植生活性度との関係

Relationship between Soil Moisture and Vegetation Activity in the Mongolian Steppe
著者 (4件):
資料名:
巻:ページ: 29-32 (J-STAGE)  発行年: 2010年 
JST資料番号: U0028A  ISSN: 1349-6476  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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乾燥化が1950年代半ばから北半球全般に広がっており,モンゴル大草原と家畜のための牧草地に影響をもたらしている。このような背景のもとで,モデル根層水分(Wm)と1982-2005のモンゴル大草原の正規化植生指標(NDVI)データに基づいた植生活性度との関係について調査した。一般に,NDVIの年々変動はWmのそれとよく一致する。NDVIとの相関はWm(r=0.91)の方が降水(p)(r=0.65)よりも強い。NDVIと地上バイオマスの季節変動の間には強い正の相関(r=0.94)があった。NDVIの高い年と低い年の比較から,pの顕著な違いが時間差(約半月)をもってWmの顕著な違いをもたらし,ついには時間差約1月でNDVIの違いを生じていることが判明した。ある年のNDVImaxの値と当年のWmとの間には相関がある(r2=0.53)が,当年のWmと次年のNDVImaxの組合せとの相関の方がより高い(r2=0.55)。この結果から,年々変動に関していえば,植生活性度は当年の土壌水分が主に支配しており,根システムでの地下構造が僅かに影響しているものと推察される。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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気候学,気候変動 
引用文献 (25件):
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