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J-GLOBAL ID:201002220686911040   整理番号:10A0120459

オホーツク海南西部の無氷季節における海況とクロロフィルa鉛直分布の季節変動

Seasonal Change of Oceanographic Conditions and Chlorophyll a Vertical Distribution in the Southwestern Okhotsk Sea during the Non-Iced Season
著者 (4件):
資料名:
巻: 66  号:ページ: 13-26  発行年: 2010年02月 
JST資料番号: G0159B  ISSN: 0916-8370  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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一次生産量に関連した海況の季節変動を,オホーツク海南西部の無氷季節について,2000~2006年に行われた観測データを用いて研究した。海況の特徴に基づくと,研究域は2域に区分できる。宗谷暖流と宗谷暖流前駆水の影響下の沿岸域と表層下に中冷水が存在する沖合域である。当研究は,オホーツク海南西部の沖合域における栄養塩とクロロフィルaの濃度の季節変動に関する初めての報告である。クロロフィルaと栄養塩の濃度の変動は時空間的に沿岸域で高い。4月にクロロフィルaの最大濃度が,両域の表層で観察された。沖合域で最も顕著な鉛直構造の特徴は,中冷水が常に存在することと夏季と秋季の表層下に水温躍層が発達することである。沖合域の有光帯に形成される成層化により,3月~10月には表層下のクロロフィルa極大(SCM)が形成される。研究期間を通して,両域でクロロフィルa濃度の同等の振幅量が観測されたのに比較して,沿岸域では沖合域ほど表層での栄養塩の振幅はあまり観測されなかった。これらの結果は,両域間の一次生産量に関する環境状況の違いを示唆する。SCMの存在に従うと,海面でのクロロフィルa濃度と有光層中に貯蔵しているクロロフィルaの関係は異なる。SCMを持つ大部分の観測点で,表層のクロロフィルa濃度は0.6mg m-3より低かった。これは,SCMの存在と真光層中に貯蔵しているクロロフィルaが,研究域では春季~秋季の表層クロロフィルa濃度を用いて推定できる可能性を示す。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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水圏・生物圏の地球化学 

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