抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
コンクリート構造物の寿命を支配する要因の一つして塩害がある。これは,大気中に含まれる塩分(主に海水から)がコンクリート構造物に付着し,コンクリート構造物の骨格材料である鉄筋を腐食することによって生じる。本稿では,著者がこのコンクリート構造物の塩害劣化に関して行なったいくつかの研究例を紹介した。ここでは,コンクリート構造物の塩害に関する環境作用の評価:数値シミュレーションによる飛来塩分の予測,および飛来塩分環境の再現実験,コンクリート中の塩分の移動の予測:コンクリート中の塩分移動メカニズムおよび拡散モデル,および塩害により劣化した構造物の力学的性能:促進供試体による室内実験および実構造の載荷試験について示した。