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J-GLOBAL ID：201002220906957798   整理番号：10A0680580

ケイ素-フタロシアニン錯体,[60]フラーレン,トリニトロフルオレノンからの多段階電子移動系の構築

Multistep electron transfer systems based on silicon phthalocyanine, [60]fullerene and trinitrofluorenone

著者 (6件)： MARTIN-GOMIS Luis (Universidad Miguel Hernandez, Elche, ESP) ,  OHKUBO Kei ,  FERNANDEZ-LAZARO Fernando (Universidad Miguel Hernandez, Elche, ESP) ,  FUKUZUMI Shunichi (Ewha Womans Univ., Seoul, KOR) ,  FUKUZUMI Shunichi ,  SASTRE-SANTOS Angela (Universidad Miguel Hernandez, Elche, ESP)
資料名： Chemical Communications  (Chemical Communications)
巻： 46  号： 22  ページ： 3944-3946  発行年： 2010年06月14日 
JST資料番号： D0376B  ISSN： 1359-7345  CODEN： CHCOFS  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 天然の光合成系の人工的な構築を目的とし,多段階電子移動過程のモデル系の構築について,フラーレン,Si(IV)-フタロシアニン(Pc)錯体,トリニトロフルオレノン(TNF)の三元系の合成と過渡吸収分光測定(ポンプ-プローブ方式)などにより検討した。[Si{テトラ(tert-ブチル)Pc}]錯体の軸位に二分子のC₆₀フラーレン(ポリ(オキシエチレン)鎖を介してTNFを係留)をテレフタル酸で連結した鎖状ペンタドのTNF-C₆₀-Si(Pc)-C₆₀-TNFは,光励起でTNF部分とPc部分間で遠距離多段階逐次電子移動を行い(Si(Pc^・+)-C₆₀^・--TNFを経由するSi(Pc^・+)-C₆₀-TNF^・-ラジカルイオン対への電荷分離),Mg²⁺のTNF部分への配位で電荷分離状態の寿命が増加する。フロンティア軌道特性(PM3分子軌道法),光物理的特性,電子移動の速度論的特性(電荷分離の促進と電荷再結合の抑制)などを明らかにした。

シソーラス用語： *電子伝達系 ,  *多段階過程 ,  ケイ素錯体 ,  フタロシアニン錯体 ,  フラーレンC60 ,  架橋化合物 ,  大環状化合物 ,  窒素複素環化合物 ,  芳香族縮合化合物 ,  ラジカルイオン ,  イオン対 ,  電荷分離 ,  マグネシウム化合物 ,  金属イオン ,  寿命 ,  フロンティア軌道 ,  PM3法 ,  物理学 ,  速度論 ,  再結合
準シソーラス用語： フタロシアニン類 ,  マグネシウムイオン ,  光物理 ,  電荷再結合 ,  *電子移動系

分類 (4件)： 分子構造と性質の実験的研究  (CB01020I) ,  非遷移金属元素の錯体  (CE01030C) ,  無機化合物一般及び元素  (CD01010D) ,  原子・分子のクラスタ  (BH09030O)

物質索引 (3件)： 2,4,7-トリニトロ-9-フルオレノン ,  テトラ-tert-ブチルフタロシアニン ,  2,4,7-トリニトロ-9-オキソ-9H-フルオレン-5-カルボン酸2-[2-[2-[2-(3-tert-ブトキシ-1,3-ジオキソプロポキシ)エトキシ]エトキシ]エトキシ]エチル

タイトルに関連する用語 (6件)： ケイ素 ,  フタロシアニン錯体 ,  フラーレン ,  段階 ,  電子移動系 ,  構築