抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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平成21年中の豪雨災害の死者は,全国で50名を超えた。豪雨災害での死者が50名を超えるのは,平成16年以来である。平成21年7月中国・九州北部豪雨災害は,今年の主要な豪雨災害の一つである。特に防府市内では,死者14名,全壊家屋30棟,半壊家屋62棟,床上浸水112棟,床下浸水1,012棟など被害が大きかった。また,防府市では,通報を受け,災害現場に救助へ向かった防府市消防本部の消防隊員13名が現場付近の国道で鉄砲水に巻き込まれる,2次災害が発生した。自然災害の活動現場で,2次災害の発生を防ぐためには,災害の現場対応機関である消防隊にどのような情報を提供すべきなのか,今後,防災情報発信者が模索する上で非常に重要となるので,今災害の対応に当たった,防府市消防本部に聞き取り調査を実施した。本文は,消防本部の災害現場の活動状況等から,今災害の防府市での被害状況と現状の課題について報告する。(著者抄録)