文献
J-GLOBAL ID:201002221188694143   整理番号:10A1619636

Aspergillus nidulansの広域的遺伝子発現解析は低酸素下における代謝シフトと転写抑制を明らかにする

Global gene expression analysis of Aspergillus nidulans reveals metabolic shift and transcription suppression under hypoxia
著者 (6件):
資料名:
巻: 284  号:ページ: 415-424  発行年: 2010年12月 
JST資料番号: C0025C  ISSN: 1617-4615  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
低酸素状態は増殖に酸素を要する糸状菌にとって負担となる。本研究ではAspergillus nidulansを低酸素から正常酸素状態に曝した後の遺伝子発現時に見られる,広域的転写変化を調べた。曝気は2864の遺伝子(菌の全遺伝子数の27%)発現に影響を与え,その内の50%が低酸素濃度下で誘導または抑制された。アップレギュレーションされた遺伝子には解糖,エタノール産生,トリカルボン酸(TCA)回路,またTCA回路の2つの段階を迂回するγ-アミノ酪酸(GABA)シャントに関するものがあった。低酸素条件下ではエタノールと乳酸が産生されたことから,グルコースは解糖経路を経由し発酵することが分かった。GABAシャントはオキソグルタル酸デヒドロゲナーゼが触媒するTCA回路のNADH生成反応を迂回するので,低酸素のA.nidulans細胞からは過剰NADHが排除された。低酸素により転写開始に関与するいくつかの遺伝子がダウンレギュレートされ,細胞のmRNA含有量は低下した。しかし酸素再投与によりその機能は復活したことから,A.nidulansは低酸素環境に順応するため,広域的に転写を制御することが示された。
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
遺伝子発現  ,  代謝と栄養 

前のページに戻る