文献

J-GLOBAL ID：201002221469836265   整理番号：10A0326145

亜臨界水を用いるバイオマス廃棄物からの高効率エネルギー生産技術

Advanced Techniques of Energy Production from Waste Biomass Using Subcritical Water

著者 (2件)： 佐古猛 (静岡大学大学院 創造科学技術研究部 エネルギーシステム部門) ,  岡島いづみ (静岡大学工学部 物質工学科)
資料名： 高圧力の科学と技術  (Review of High Pressure Science and Technology)
巻： 20  号： 1  ページ： 26-32 (J-STAGE)  発行年： 2010年 
JST資料番号： L1386A  ISSN： 0917-639X  CODEN： KKGIE2  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近い将来,実用化が期待される亜臨界水によるバイオマス廃棄物からのエネルギー生産技術を紹介した。二段式亜臨界水酸化法では反応条件を400~450°C,8~10MPaまで緩和し,汎用材料のステンレス鋼が使用できるようにした。2つ目のバイオエタノール原料の製造技術と三つ目の粉末燃料化技術の反応条件は260°C,5MPa及び205°C,1.7MPaといずれも温和で,従来の反応器材料で装置の製作が可能である。さらに,亜臨界水で処理した後,そのまま次の反応原料や最終製品になるので,生成物の分離の必要がない。以上のことから,上述の技術はいずれも2~5年以内に完成し実用化されると想定される。

シソーラス用語： 水 ,  エネルギー資源 ,  *生物エネルギー ,  生物燃料 ,  ステンレス鋼 ,  酸化 ,  バイオマス ,  脂肪族アルコール ,  反応器 ,  廃棄物処理 ,  *有用物質回収 ,  バイオマス資源
準シソーラス用語： *亜臨界水 ,  エネルギー生産 ,  バイオエタノール

分類 (6件)： 廃棄物処理一般  (SC05010S) ,  ごみ処理  (SC05030O) ,  資源回収利用  (SC05060V) ,  生物燃料及び廃棄物燃料  (LB02020Y) ,  反応装置  (XE01030X) ,  反応操作(単位反応)  (XE01040I)

引用文献 (3件)：

• [1] 岡島いづみ,佐古猛:工業材料,57(3), 42 (2009).
• [2] 岡島いづみ,高橋賢,武藤真人,村松重緒,佐古猛:日本エネルギー学会第4回バイオマス科学会議発表論文集,106 (2009) .
• [3] 岡島いづみ,木村巌,小島嘉豊,佐古猛:第15回日本エネルギー学会大会講演要旨集,197 (2006) .

タイトルに関連する用語 (5件)： 亜臨界水 ,  バイオマス ,  廃棄物 ,  高効率 ,  エネルギー