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J-GLOBAL ID：201002221850214203   整理番号：10A0794510

木粉・プラスチック複合材(混練型WPC)の耐久性(2)土中埋設試験による耐朽性評価

Durability of Woodflour-Plastic Composites (2)-Evaluation of decay resistance by soil-buried test-

著者 (7件)： 木口実 (森林総合研) ,  片岡厚 (森林総合研) ,  松永浩史 (森林総合研) ,  桃原郁夫 (森林総合研) ,  川元スミレ (森林総合研) ,  小林正彦 (森林総合研) ,  大友祐晋 (エア・ウォーター)
資料名： 木材保存  (Wood Protection)
巻： 36  号： 4  ページ： 150-157  発行年： 2010年07月25日 
JST資料番号： G0869A  ISSN： 0287-9255  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 木粉含有率26.5%から55.8%の木粉とポリプロピレンとの複合材(WPC)を,実大装置を用いて押出成形により調製し,土中埋設試験及びファンガスセラー試験により耐朽性を評価した。4年間のファンガスセラー試験により,木粉含有量が40%を超える試験片において5%以上の質量減少が見られた。3年間の土中埋設試験の結果,質量減少率は木粉含有率と共に増大し,つくばでの試験3年後では木粉含有率40%以上の試験片において12~20%の減少率を示したが,木粉含有率30%以下ではほとんど質量減少は生じなかった。WPCは長期間の湿潤状態においては水分が徐々に浸透し,表層部の木質部分は腐朽可能な含水率に達する可能性がある。これは木粉含有率の影響を強く受けるため,木粉含有率40%以上のWPCでは接地条件等の過酷な条件では表層部の耐朽性に留意する必要がある。(著者抄録)

シソーラス用語： プラスチック ,  *複合材料 ,  木材 ,  ポリプロピレン ,  *耐久性 ,  木材腐朽
準シソーラス用語： *WPC【プラスチック】 ,  *耐朽性 ,  *木材-ポリマ複合材

分類 (2件)： 抵抗性  (YH02050K) ,  木質材料の製造・加工一般  (FF05031B)

引用文献 (22件)：

• 1) Eder, A. : Worldwide Market Report on “Wood-Plastic Composites”Advance Reviced Edition 2006, Competence Center for Wood Composites and Wood Chemistry(Wood K plus)(2006).
• 2) 岡本忠: 木材とプラスチックとの複合体開発の現状-木質材料の押出成形-, 木材学会誌, 49, 401-407(2003).
• 3) Caulfield, D. F., Clemons, C., Jacobson, R. E., Rowell, R. M: 13Wood Thermoplastic Composites, “Handbook of Wood Chemistry and Woos Composites”edited by Rowell, R. M., Taylor & Francis, 2004, pp365-378.
• 4) 木口実: 木材・プラスチック複合材(WPC)の現状と問題点, 接着の技術, 27(1), 49-55 (2007).
• 5) 金井徹: エクステリア市場の現状と木製エクステリア, 木材保存, 35, 96-101(2009).

タイトルに関連する用語 (10件)： 木粉 ,  プラスチック ,  複合材 ,  混練 ,  WPC ,  土中 ,  埋設 ,  試験 ,  耐朽性 ,  評価