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J-GLOBAL ID：201002221933837288   整理番号：10A0018181

研究用銀河スペクトル画像を用いたハッブル則の高校向け教材の開発と試行

著者 (7件)： 原正 (埼玉県豊岡高) ,  畠浩二 (岡山商科大学附属高) ,  五島正光 (巣鴨中・高) ,  洞口俊博 (科学博物館) ,  金光理 (福岡教大) ,  古荘玲子 (国立天文台) ,  矢治健太郎 (立教大)
資料名： 地学教育  (Education of Earth Science)
巻： 62  号： 5  ページ： 151-165  発行年： 2009年09月30日 
JST資料番号： X0686A  ISSN： 0009-3831  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 筆者らのグループは研究目的に撮像された銀河スペクトル画像を高校生が解析することによって,ハッブルの法則を導くことのできる教材を開発した。この教材により,これまでの印刷教材よりも精度よく銀河の後退速度を求め,ハッブルの法則の導出ができるようになった。高校で実際に授業を行った結果,生徒が銀河の輝線スペクトルが銀河の運動によってどのように変化するのかをイメージとして把握できるようになることを確認できた。生徒へのアンケートからは興味をもって授業を受けられるという感想も得た。これらのことから,現在の天文学の観測水準に近いデータを用いて,ハッブルの法則を体験的に学習することができる教材であることを確認できた。(著者抄録)

シソーラス用語： *高等学校 ,  銀河 ,  スペクトル画像 ,  Hubbleの定数 ,  法則 ,  科学教育 ,  開発 ,  自然科学
準シソーラス用語： Hubble定数 ,  *ハッブル則 ,  *教材開発 ,  *銀河スペクトル画像 ,  *地学 ,  *天文学教育

分類 (2件)： 宇宙・地球科学教育  (DA01050N) ,  天文学・天体物理学一般  (DB03000B)

引用文献 (11件)：

• BABA, H. Development of the Subaru-Mitaka-Okayama-Kiso Archive System. ADASS XI, 2002. 2002, 298
• 戎崎俊一. ゼミナール宇宙科学. 1995, 128-138
• FREEDMAN, W. L. Final results from the Hubble space telescope key project to measure the Hubble constant. Astrophysical Journal. 2001, 553, 47-72
• 古荘玲子. リアルデータを教室に -公開天文台ネットワークPAOFITS WGの活動-. 天文月報. 2004, 97, 149-155
• HANISCH, R. J. Definition of the flexible image transport system (FITS). Astronomy & Astrophysics. 2001, 376, 359-380

タイトルに関連する用語 (7件)： 研究 ,  銀河 ,  スペクトル画像 ,  高校 ,  教材 ,  開発 ,  試行