抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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バイオディーゼルをグリーンサスティナブルに製造するために用いられる酸化カルシウム固体触媒を紹介する。酸化カルシウムはメタノールからプロトンを容易に引き抜くことができ,大豆油からバイオディーゼルを合成する場合,1時間で90%以上の収率が得られるが,酸化カルシウムは大気に接触されると塩基性が弱まり,バイオディーゼル合成反応に対する触媒活性が失われる。酸化カルシウムとグリセリンの化合物であるカルシウムグリセロキシドは大気接触に耐性を持つ固体接触で,30分間大気に暴露しても活性はまったく衰えない。破砕した石灰石を焼成し,その表面をグリセリンと化合させることで,表面はカルシウムグリセロキシドで内部は酸化カルシウムの二相構造から成る実用的な固体触媒が得られ,固定床反応方式で菜種油からバイオディーゼルを合成するために利用される。触媒を50回を繰り返し使用しても反応効率は低下しない。