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J-GLOBAL ID:201002223356311673   整理番号:10A1163440

西アフリカ低地におけるイネ生産のための土壌肥沃度可能性

Soil Fertility Potential for Rice Production in West African Lowlands
著者 (5件):
資料名:
巻: 44  号:ページ: 343-355  発行年: 2010年10月01日 
JST資料番号: Y0175A  ISSN: 0021-3551  CODEN: JARJA9  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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本稿では,熱帯アジアの水田土と比較して西アフリカ低地の土壌肥沃度特性と物質の性質をレビューし,イネ生産のためのそれらの可能性を評価した。主要低地生態系,すなわち,13か国(ベナン,ブルキナファソ,カメルーン,コートジボアール,ガーナ,ギニア,ニジェール,ナイジェリア,リベリア,マリ,セネガル,シエラレオネ,及びトーゴ)における内陸谷(185位置)と氾濫原(62位置)から収集した土壌試料は,一般的にpH値,全CとN,可給態(Bary-2)P,交換可能なCaとMg,有効陽イオン交換容量(ECEC),及び粘土含有量の低値を示した。247の収集した試料から選択した87表層土試料のこれらの性質は鉱物組成とよく関連していた。粘土と一次鉱物は主にカオリナイトと石英からなり,この地域の低地土壌が低栄養素収容力と固有の栄養素供給の制限可能性をもつことを示した。一般的に,降雨の増加とともに,土壌pH,可給態P,交換可能な塩基(Ca,Mg,KとNa),及びECは減少し,一方,全C,全N及び交換可能な酸性度(AlとH)は増加した。この傾向はバイオマス生産の増強と気候により支配される風化作用の続発によりほとんど説明される。西アフリカの低地土壌におけるイネ生産は,パングラデシュ,カンボジア,インド,インドネシア,マレーシア,ミャンマー,フィリピン,スリランカ及びタイを含む熱帯アジアの水田土と比較して低肥沃度パラメータと固有の鉱物学的特徴をもっていた。さらに,イネ生産のためのSとZnの不足レベルが西アフリカ低地土壌の広い範囲で観測された。これらの所見は,土壌肥沃度特性が熱帯アジアより西アフリカにおけるイネ生産の可能性を実質的に低くしていることを示した。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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稲作  ,  土壌学一般 
引用文献 (58件):
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