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J-GLOBAL ID：201002223690725810   整理番号：10A1146327

車両走行条件によるリヤデフ性能の特性

著者 (4件)： 川口幸志 (ジェイテクト) ,  上村篤司 (ジェイテクト 中部テクニカルセ) ,  松山博樹 (ジェイテクト 研究開発セ) ,  合田友之 (捷太格特科技研発中心(無錫)有限公司)
資料名： JTEKT Engineering Journal  (JTEKT Engineering Journal)
号： 1008  ページ： 58-62  発行年： 2010年10月 
JST資料番号： S0004B  ISSN： 1881-4085  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 実車の走行条件を再現できる駆動ユニットシミュレータを開発し,円錐ころ軸受等の軸受を組込んだリヤデファレンシャル(リヤデフ)の性能を評価した。シミュレータは,山岳走行を再現した登降坂シミュレート,高速旋回を再現した旋回シミュレート,市街地走行を再現する燃費シミュレート,外部環境を再現したシミュレートが可能である。リヤデフのピニオン軸に開発した超低トルク軸受と従来の低トルク軸受(従来軸受)を組み込み,各種走行条件によるリヤデフ性能をシミュレータを用いて調べた。登坂および旋回状態でのトルクを計測し,いずれの場合も従来軸受と比べて開発軸受のトルクは10~20%低いことがわかった。またリヤデフ内の油温の違いをシミュレートすることで,外気温によるリヤデフ内の油流れへの影響を確認した。

シソーラス用語： *ころ軸受 ,  トルク ,  シミュレータ ,  装置 ,  効率 ,  *差動装置 ,  環境 ,  ギヤ油 ,  可視化 ,  自動車
準シソーラス用語： *ディファレンシャルギヤ ,  ローラベアリング ,  *円錐ころ軸受 ,  駆動装置 ,  効率性 ,  旋回 ,  走行環境 ,  摩擦トルク

分類 (2件)： 軸受  (QB01020W) ,  動力伝達装置  (QG03020Z)

引用文献 (6件)：

• H. Matsuyama, H. Dodoro, K. Ogino, H. Ohshima, K. Toda: Development of Super-Low Friction Torque Tapered roller Bearing for Improved Fuel Efficiency, SAE Technical Paper, no.2004-01-2674(2004).
• 松山博樹: 高効率デフ用超低トルク円すいころ軸受の開発, 自動車技術会シンポジウムテキスト, 20074875(2007).
• 松山博樹, 百々路博文, 荻野 清, 大島宏之, 千葉博行, 戸田一寿: 円すいころ軸受の超低トルク化技術の開発, Koyo Engineering Journal, no.167(2005)24.
• 浅井康夫, 大島宏之: 円すいころ軸受の低トルク化について, Koyo Engineering Journal, no.143(1993)23.
• H. Matsuyama, K. Toda, K. Kouda, K. Kawaguchi, A. Uemura: Development of Super-Low Friction Torque Tapered Roller Bearing for High Efficiency Axle Differential, Proc. FISITA 2006 Yokohama Conf., F2006P299(2006).