抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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従来,クロロホルムの発生はパルプ中の残留リグニンに由来するとされてきた。しかし最近,二酸化塩素漂白(ECF漂白)条件においても炭水化物由来のジヒドロキシキノン構造を有する化合物から塩素化物が生成するという報告があった。本研究ではジヒドロキシキノン構造モデル化合物として2,5-dihydroxy-1,4-benzoquione(以下DHQ)を用い,これを二酸化塩素で処理した試料の気相部を固相マイクロ抽出(SPME)-ヘッドスペースGC/MSで分析し,クロロホルムの発生を確認した。さらに,同試料を用いたクロロホルム発生条件として二段階のpHで反応させることが必要であることが明らかとなった。(著者抄録)