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J-GLOBAL ID：201002224848577756   整理番号：10A0670953

ユーザ識別機能を持つFTIR方式タッチパネルの構築と描画アプリケーションの開発

Development of FTIR Multi-Touch Panel having User-Identification Function

著者 (5件)： 近藤潤也 (同志社大 大学院工学研究科) ,  吉田慎吾 (同志社大 大学院工学研究科) ,  長谷川弘明 (同志社大 大学院工学研究科) ,  金田重郎 (同志社大 大学院工学研究科) ,  芳賀博英 (同志社大 大学院工学研究科)
資料名： 情報処理学会研究報告(CD-ROM)
巻： 2010  号： 1  ページ： ROMBUNNO.CE-104,1  発行年： 2010年06月15日 
JST資料番号： Z0031C  ISSN： 2186-2583  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 既存のユーザ識別可能なマルチタッチパネルは,ユーザが何らかのデバイスを装着する必要があり,しかも,高価である。結果的に,身体性を生かした,直感的なインタフェースとはなっていなかった。この問題を解決するため,本稿では,カメラ側に赤外線照射装置を設けた,新構成の大型FTIR方式マルチタッチパネルを提案する。具体的には,カメラ側から照射された赤外線が,パネルに接近した手によって反射される画像を,赤外線カメラで追跡する。これによって,何らかの方法で,一旦,手が特定されれば,手がパネルとは一定の距離内を持ってパネル面上を移動する限り,トラッキング可能である。結果的に,限定された範囲ではあるが,ユーザを識別できる。赤外線照射装置は主に赤外線LEDで構成されているため,新パネルは安価に構築できる。また,ユーザが何らかの道具を持つ必要がないため,身体性を活かした直観的なインタラクションを実現できる。著者らは,1m×2mの大型パネルを開発し,複数人で描画可能なサンプル・アプリケーションを構築して,提案方式の有効性を確認した。(著者抄録)

シソーラス用語： *パネル ,  入力装置 ,  *FTIR分光法 ,  *レンダリング ,  赤外線照射 ,  照射装置 ,  カメラ ,  画像 ,  追跡 ,  *コンピュータビジョン
準シソーラス用語： *FTIR【分光法】 ,  インタラクション【ヒューマンインタフェイス】 ,  *タッチパネル ,  *トラッキング ,  赤外線照射装置 ,  *描画

分類 (4件)： 表示機器  (NC06030Q) ,  分光法と分光計一般  (BD07041Q) ,  パターン認識  (JE07000S) ,  図形・画像処理一般  (JE04010I)

引用文献 (1件)：

• HAN, J. Y. Low-Cost Multi-Touch Sensing through Frustrated Total Internal Reflection. Proceedings of the 18th Annual ACM Symposium on User Interface Software and Technology, 2005. 2005

タイトルに関連する用語 (7件)： ユーザ識別 ,  FTIR ,  タッチパネル ,  構築 ,  描画 ,  アプリケーション ,  開発