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J-GLOBAL ID:201002225600964768   整理番号:10A0063460

広島県中部におけるナシ紅粒がんしゅ病の発病実態の把握と防除方法の提案

著者 (2件):
資料名:
号: 84  ページ: 35-40  発行年: 2009年07月03日 
JST資料番号: Z0596B  ISSN: 1882-420X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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紅粒がんしゅ病は,新梢だけでなく主枝を枯死させるため,ナシの栽培上最も注意すべき病気の一つである。本病の被害程度はナシの品種により大きく異なる。防除法としては,罹病部位を剪除し,そこにチオファネートメチル剤を塗布する方法が知られている。本研究では,広島県における紅粒がんしゅ病の発病実態を調査し,罹病枝の剪除程度の違いが防除効果に及ぼす影響について検討した。得られた結果は次の通りである。1)広島県中部で,紅粒がんしゅ病の被害が初めて確認された。主要品種の発病樹率は,「豊水」8.7%,「幸水」40.4%であった。2)側枝に病斑が発生した場合には,側枝の基部方向へ,30cmより長く切り戻すことで防除効果が安定した。主枝上に病斑が発生した場合には,木質部の褐変した部位を除去すれが再発はない。3)剪定後の罹病枝を樹冠下に放置すると,病気の蔓延を助長することが分った。
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
果樹  ,  細菌による植物病害  ,  栽培的防除 
引用文献 (12件):
  • 広島農林水産統計 (平成17~18年).2007. 中国国農政局広島農政事務所統計部.
  • 加藤作美・深谷富夫・山王丸雅子.1976. ナシ紅粒がんしゅ病に関する研究. 秋田県における発生の概要と二, 三の知見. 東北農研.18: 205-207.
  • 工藤 晟・田中寛康.1976. 紅粒がんしゅ病菌のナシ被害樹体内での行動. 日植病報.42(3): 351.(講要)
  • 工藤 晟.1978a. ニホンナシの紅粒がんしゅ病に関する研究. 果樹試報A5: 73-90.
  • 工藤 晟.1978b. ニホンナシの紅粒がんしゅ病. 植物防疫.32(11): 471-474.
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