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J-GLOBAL ID：201002225647176750   整理番号：10A1075648

効率的な可視光感受性のFe(III)グラフト化TiO₂光触媒

An Efficient Visible-Light-Sensitive Fe(III)-Grafted TiO₂ Photocatalyst

著者 (7件)： YU Huogen (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  IRIE Hiroshi (Univ. Yamanashi, Yamanashi, JPN) ,  SHIMODAIRA Yoshiki (Showa Denko K. K., Chiba, JPN) ,  HOSOGI Yasuhiro (Showa Titanium Co., Ltd, Toyama, JPN) ,  KURODA Yasushi (Showa Titanium Co., Ltd, Toyama, JPN) ,  MIYAUCHI Masahiro (National Inst. of Advanced Industrial Sci. and Technol., Ibaraki, JPN) ,  HASHIMOTO Kazuhito (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN)
資料名： Journal of Physical Chemistry C  (Journal of Physical Chemistry C)
巻： 114  号： 39  ページ： 16481-16487  発行年： 2010年10月07日 
JST資料番号： W1877A  ISSN： 1932-7447  CODEN： JPCCCK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本検討では,TiO₂の光触媒活性を改良することに関してCu(II)の代わりに使用できる新しい金属イオンを特定することを試みた。N-ドープしたTiO₂とCu(II)/TiO₂系を含んだTiO₂ベース光触媒で以前に報告された最高値である,22%の量子収率(QE)値を有する可視光駆動Fe(III)/TiO₂(R-950-2)を調製した。著者等の高活性光触媒を発生するためのキィ因子は,Fe(III)イオンのグラフト化と高結晶度を持つTiO₂を使用することであり,それはTiO₂の原子価結合(VB)に於ける空孔の移動度を増強し,界面電荷移動(IFCT)および多分多電子還元工程を効率的に進行し得るのに役立っていた。現行系は効率的な可視光感受性の光触媒開発用の効果的戦略を与える,と結論付けた。また,全ての材料が豊富で,化学的に安定で,そして非毒性であり,加えてFe(III)/TiO₂光触媒を簡単な含浸法により合成できるので,著者等の系は工業用途用に前途有望である,ことを強調すべきであった。可視光感受性のFe(III)/TiO₂系を,空気の浄化,自己洗浄,殺菌剤,そして抗ウイルス剤,特に屋内で使われるそれらに必要な各種製品へ適用可能である,と期待している。

シソーラス用語： *酸化チタン ,  *光触媒 ,  *金属イオン ,  鉄化合物 ,  *改変 ,  *感受性 ,  *活性 ,  銅化合物 ,  代替案 ,  量子収量 ,  光照射 ,  安定性 ,  含浸 ,  簡素化 ,  触媒調製 ,  *グラフト化【化学修飾】 ,  可視光照射 ,  *光感受性 ,  *光触媒活性 ,  *鉄イオン ,  銅イオン ,  *二酸化チタン ,  化学的安定性
準シソーラス用語： *グラフト化 ,  *チタニア ,  化学安定性 ,  量子収率

分類 (3件)： 光化学一般  (CB08010U) ,  半導体の格子欠陥  (BK12040Q) ,  触媒の調製  (CB06110P)

タイトルに関連する用語 (6件)： 可視光 ,  感受性 ,  Fe ,  グラフト ,  TiO2 ,  光触媒