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J-GLOBAL ID：201002225792285613   整理番号：10A0077574

脊椎動物におけるDicer依存性機構による構成的ヘテロクロマチンドメインの維持

Maintenance of a constitutive heterochromatin domain in vertebrates by a Dicer-dependent mechanism

著者 (3件)： GILES Keith E. (National Inst. Health, MD, USA) ,  GHIRLANDO Rodolfo (National Inst. Health, MD, USA) ,  FELSENFELD Gary (National Inst. Health, MD, USA)
資料名： Nature Cell Biology  (Nature Cell Biology)
巻： 12  号： 1  ページ： 94-99  発行年： 2010年01月 
JST資料番号： W1369A  ISSN： 1465-7392  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ニワトリのβ-グロブリン遺伝子座と葉酸受容体遺伝子間の16kbヘテロクロマチンドメインを用いて,構成ヘテロクロマチンの維持におけるRNA依存性機構やヒストン修飾の役割を調べた。ヒストンデアセチラーゼ(HDAC)活動の抑制は遺伝子間領域の転写を増し,ヘテロクロマチンをさらにDNA制限酵素Msplに接触し易くした。同様に,DicerのsiRNA仲介性下流制御はヒストンアセチル化や転写レベルを増し,緻密なクロマチン構造をDNA制限酵素に接触し易くした。またニワトリArgonaute2ホモログはDicer依存性に16kb領域と結合し,緻密なクロマチン構造の維持に必要であった。脊椎動物に広範に分布するこの種のヘテロクロマチンドメインの緻密な構造は,高度に進化的に保存された機構によって維持されているようである。

シソーラス用語： ニワトリ ,  *ヘテロクロマチン ,  *RNアーゼ ,  ヒストンデアセチラーゼ ,  DNA制限酵素 ,  アセチル化 ,  *タンパク質 ,  転写【遺伝】 ,  エンドヌクレアーゼ ,  siRNA
準シソーラス用語： Argonaute2蛋白質 ,  *Dicer ,  ヒストンアセチル化

分類 (2件)： 生物学的機能  (EB03040U) ,  細胞構成体の機能  (EF03060C)

タイトルに関連する用語 (5件)： 脊椎動物 ,  DICER ,  依存性 ,  構成的ヘテロクロマチン ,  ドメイン