文献

J-GLOBAL ID：201002226611495340   整理番号：10A0743881

金属-有機骨格の表面ナノ構造

Surface nano-architecture of a metal-organic framework

著者 (11件)： MAKIURA Rie (Kyushu Univ., Fukuoka, JPN) ,  MAKIURA Rie (JST-CREST, Tokyo, JPN) ,  MOTOYAMA Soichiro (Kyushu Univ., Fukuoka, JPN) ,  UMEMURA Yasushi (National Defense Acad., Kanagawa, JPN) ,  YAMANAKA Hiroaki (JST-CREST, Tokyo, JPN) ,  YAMANAKA Hiroaki (Japan Synchrotron Radiation Res. Inst., Hyogo, JPN) ,  SAKATA Osami (JST-CREST, Tokyo, JPN) ,  SAKATA Osami (Japan Synchrotron Radiation Res. Inst., Hyogo, JPN) ,  KITAGAWA Hiroshi (Kyushu Univ., Fukuoka, JPN) ,  KITAGAWA Hiroshi (JST-CREST, Tokyo, JPN) ,  KITAGAWA Hiroshi (Kyoto Univ., Kyoto, JPN)
資料名： Nature Materials  (Nature Materials)
巻： 9  号： 7  ページ： 565-571  発行年： 2010年07月 
JST資料番号： W1364A  ISSN： 1476-1122  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ナノ技術デバイスでの応用上重要な金属-有機骨格(MOF)の超薄膜について,完全結晶性優先配向MOFナノ膜(NAFS-1)をLB法と逐次積層成長をうまく統合した手軽なボトムアップ構築法によってSi(100)又は石英基板表面に室温で作製できることを初めて報告した。なお,LB法ではCuCl₂・2HH₂O水溶液表面にCoTCPPとピリジンの溶液を展開した(Cuイオンで接合)。紫外-可視吸収分光で膜成長を,またXPSとIRで構造を調べた。シンクロトロンX線回折(面内,面外走査及びかすり入射)によって結晶構造を解析し,正方晶単位格子〔a=b=1.6460(3)nm〕で指数配当できた。NAFS-1の構造として平行配列したピリジン配位子間のπ-π相互作用によって積層した高規則化相互かみ合いモデルを提案した。本報告で示した溶液基礎の成長法は多様な秩序だったMOFナノ膜の製作を可能にするものであり,重要な応用分野でのこれらの利用の道を開くものであると結言した。ここに,CoTCPP:5,10,15-20-テトラキス(4-カルボキシフェニル)ポルフィリナト-コバルト(II)である。

シソーラス用語： 銅錯体 ,  *超薄膜 ,  *金属ポルフィリン ,  コバルト錯体 ,  Langmuir-Blodgett膜 ,  薄膜成長 ,  紫外可視吸収スペクトル ,  分子構造 ,  赤外分光分析 ,  X線光電子分光法 ,  *結晶構造 ,  X線回折分析 ,  シンクロトロン放射 ,  正方晶系 ,  配位子 ,  相互作用 ,  *表面ナノ構造 ,  *配位重合体【樹脂】 ,  *MOF【配位高分子】
準シソーラス用語： *配位重合体 ,  *金属-有機骨格 ,  *逐次積層

分類 (4件)： 有機化合物の薄膜  (BK14070L) ,  八員環以上の複素環化合物  (CF07120T) ,  コバルトとニッケルの錯体  (CE01092Y) ,  第11族,第12族元素の錯体  (CE01050Y)

タイトルに関連する用語 (2件)： 金属-有機骨格 ,  表面ナノ構造