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J-GLOBAL ID:201002227395315843   整理番号:10A1093631

JAK V617FではなくBCR-ABLがp21CIP1/WAF1を誘導することでRasシグナルを経由して赤血球生成を阻害する

BCR-ABL but Not JAK2 V617F Inhibits Erythropoiesis through the Ras Signal by Inducing p21CIP1/WAF1
著者 (13件):
資料名:
巻: 285  号: 41  ページ: 31774-31782  発行年: 2010年10月08日 
JST資料番号: E0038A  ISSN: 0021-9258  CODEN: JBCHA3  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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慢性骨髄性白血病の原因となるキナーゼBCR-ABLと真性多血症の原因となるJAK2のV617F変異体が赤血球生成に与える影響を調べた。マウスのLineage-Sca-1hi117hi細胞に導入したとき,BCR-ABLのみが赤血球細胞の発生を阻害した。BCR-ABLの下流因子の活性型を導入したとき,N-RasE12変異体を導入したときのみ赤血球生成が減少した。このとき骨髄系細胞の発生が増加していた。BCR-ABLは,V617F変異体と比較して,Rasシグナル下流因子のERKをより強く活性化することができた。また,Ras阻害剤処理は慢性骨髄性白血病細胞の赤芽球コロニー形成を寛解することができた。赤血球特異的転写因子GATA-1の活性化は,N-RasE12変異体による分裂促進的な効果を抑制し,Rasシグナル下流因子のMEK依存的に阻害した。免疫沈降実験から,GATA-1とMEKが直接結合していることが分かった。p53,P16INK4a/p19ARFあるいはp21CIP1/WAF1欠損マウス由来のLSK細胞を用いた解析から,N-RasE12の効果がp21CIP1/WAF1依存的であることが分かった。BCR-ABLとJAK2 V617F変異体は,それぞれ異なる下流シグナルを活性化することで,異なる疾患に寄与していると結論付けた。
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分類 (2件):
分類
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酵素一般  ,  造血系 

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