抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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円筒-円筒交差部は,化学プラントにおいて圧力容器に取り付けられたノズルや,配管ブランチなどに見られる典型的な形状である。本研究では,円筒-円筒交差部に着目して弾性解析による設計と,非弾性解析に基づく設計との比較を行い,それらの関係を明らかにした。解析モデルは90度に交わる2つの円筒から成り立っている。母管の直径(D)を1000mmに固定し,枝管の直径(d)を100mm~1000mmの間で変化させた。本文では,応力増倍係数(SIF)を一次局部膜応力と一次一般膜応力の比であると定義した。更に,母管の崩壊圧と円筒-円筒交差部の崩壊圧力の比である崩壊強度減少係数(CSRF)という新たな概念を提案した。得られた結論は次の通りである。1)SIFは2~14の値を,CSRFは1~6の値をとつた。2)SIFとCSRFは同様の傾向を示し,D/T(母管の板厚)が大きくなるほど増加し,R(D/Tとd/tの比,t:枝管の板厚)が小さくなるほど増加する。また,Rが同じである場合,d/D=0.5で極値を持つ,など。