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J-GLOBAL ID:201002228923885521   整理番号:10A0597799

2008年に見られたヒメトビウンカ(Laodelphax striatellus)の海外からの大量飛来と侵入後の西日本におけるイネ縞葉枯れ病の大発生

The 2008 overseas mass migration of the small brown planthopper, Laodelphax striatellus, and subsequent outbreak of rice stripe disease in western Japan
著者 (7件):
資料名:
巻: 45  号:ページ: 259-266 (J-STAGE)  発行年: 2010年 
JST資料番号: F0555A  ISSN: 0003-6862  CODEN: APEZAW  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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ヒメトビウンカ(Laodelphax striatellus)は東アジアのイネ栽培地帯の主要な害虫の1つである。ヒメトビウンカはイネ縞葉枯ウイルスの媒介昆虫として知られ,他の移動性のウンカ類,トビイロウンカやセジロウンカと違って,強い土着性を示すと考えられていた。2008年6月初め,風の強い日に,西の本で高保毒率のL.striatellusが大量に捕獲され,この地域ではイネ縞葉枯病が大発生した。発生源は軌跡解析により,江蘇省(中国)であると推定された。2004年以降江蘇省では,高保毒率のヒメトビウンカの発生が確認されており,また,縞葉枯れ病が大発生している。6月の初めは小麦の収穫シーズンであり,収穫がウンカの移動を刺激したものと考えられた。西日本および江蘇省で採集した個体群の殺虫剤感受性を局所施用方法によって比較した。中国および移動個体群は,イミダクロプリドに対してのみ耐性を示したが,日本の局部的個体群は,フィプロニルに対してのみ耐性を示した。これらの結果から,中国から西日本への保毒性のヒメトビウンカの移動が確認された。また,昆虫が移動した地域で縞葉枯れ病が発生していることが明らかとなった。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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昆虫・ダニによる植物被害  ,  ウイルスによる植物病害 
引用文献 (28件):
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