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J-GLOBAL ID:201002229060195617   整理番号:10A0391193

Spodoptera litura幼生の腸におけるリン脂質生合成及びタンニン酸消化の影響

Phospholipid biosynthesis in the gut of Spodoptera litura larvae and effects of tannic acid ingestion
著者 (4件):
資料名:
巻: 40  号:ページ: 325-330  発行年: 2010年04月 
JST資料番号: D0873A  ISSN: 0965-1748  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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タンニンは,広く植物において起るポリフェノール類で,かつ防御分子である。食餌性タンニンは草食動物の消化酵素と結合し,消化性を減少することによりそれらに影響するであろう。鱗翅類毛虫において,腸に存在する界面活性剤として知られているリゾホスファチジルコリン(リゾPC)は,タンニン-蛋白質相互作用を妨害すると考えられている。しかしながら,毛虫におけるlysoACの生合成経路の詳細は注目を払われていない。今回著者らは,S.litura幼生におけるリゾPCの生合成を調べた。S.litura幼生は3時間にわたり[U-13C]リノレン酸の豊富な人口食餌で飼育され,その後腸内容物におけるリン脂質がLCMS-IT-TOFにより分析された。標識化リノレン酸はリゾPCのみならずジアシルPC,ジアシルホスファチジルエタノールアミン(ジアシルPE)及びジアシルホスファチジルイノシトール(ジアシルPI)に取り込まれた。生合成に関する詳細な研究は,[U-13C]リノレン酸が腸組織においてリン脂質に取り込まれ,その後生合成リン脂質が腸管腔に放出され,ジアシルPCの幾つかが腸管腔においてリゾPCに加水分解された。S.litura幼生がタンニン酸に富む人工食餌で飼育されたときに,腸組織におけるジアシルPCを産生する活性の著明な増加が観察された。幼生におけるリゾPCの増加を導く活性化ジアシルPC産生は,植物タンニンに対する適応調和機構であろう。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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脂質の代謝と栄養 

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