抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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日本の森林の多くは急峻な山岳地帯にあり,多くの伐倒木は位置エネルギーを有している。この位置エネルギーを有効利用するため,回生ブレーキを林業用モノレールに応用し,化石燃料を使用しない木材収穫システムを検討した。試作した林業用モノレール車両のエネルギー変換効率などを測定し,化石燃料を削減する木材搬出について考察した。試作機のエネルギー変換効率は登坂時40~70%,降坂時15~23%で,登坂時の消費電気エネルギーは降坂時のブレーキによる発電エネルギーの約11~15倍であった。動力回生機構を装備した試作林業用モノレールにおいては,目的とする機能を十分に発揮できなかった。変換効率・回転能率に優れた直流モーターおよびブレーキシステムの検討,リチウムイオンバッテリーの採用,モーターと駆動輪間へのギアミッションの挿入および車両の軽量化が必要と考えた。