抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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プレス成形台の変形に着目し,アタッチメントを用いて,金型を固定するT溝部を埋めるような構造物を用いるTブロック法を開発した。T溝を埋めるTブロックは楔形状を組み合わせた構造で,ねじを締め付けて水平方向に開閉し,T溝への締付け力を変更する。M4ボルトを用い,トルク0.1N・cmに対し,約1kNの水平力を与える程度の設計とした。サーボパルサに自作治具を設置して実験を行った。Tブロックの影響を調べるため,有限要素解析を行った。Tブロックを使用しないモデルと締付けトルク50N・cmを想定したモデルを用意し,締付けトルクから水平力に換算した力を成形台のTブロックの当たる部分にかけて変位量を求め,Tブロック設置で10%程度たわみを抑制した。成形材としてアルミニウム板(A1050)を使用し,プレス荷重50kNを成形時間0.5秒に設定し,Tブロックを無負荷時に入れた際にトルク値を0,20,30,40,50N・cmと変えて実験した。上型,下型に12カ所ずつ1軸歪みゲージを,3軸歪みゲージを4つずつ取り付けた。Tブロックを下型側成形台のみに入れた。上型にはほとんど変化がなく,下型長手面のリブの曲がる方向が変わり,型端リブの曲げが減少した。内側リブはほぼ0であった歪み値が上昇傾向になり,成形台のたわみのため金型長手方向中央の荷重がかからなかった位置に載荷されるようになり,トルクをかけたTブロックを使用すると,凸型に成形形状が近づくことがわかった。