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J-GLOBAL ID：201002230083307712   整理番号：10A0363763

MIMによるTi焼結合金の高性能化

著者 (2件)： 三浦秀士 (九大 大学院工学研究院) ,  伊藤芳典 (静岡県工技研 浜松工業技術支援セ)
資料名： 高温学会誌  (Journal of High Temperature Society)
巻： 36  号： 2  ページ： 54-58  発行年： 2010年03月20日 
JST資料番号： F0907B  ISSN： 0387-1096  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： Ti及びTi合金粉末を用いた金属粉末射出成形(MIM)プロセス及び得られた焼結体の特性を紹介した。MIMに用いる純Ti粉末はガスアトマイズ粉末が多く,バインダはワックス,ポリマ,潤滑剤等から構成され,バインダ量は混練物中の約40vol%である。MIMプロセスでは焼結時の収縮率が15~16%と大きく,複雑形状の製品設計の際にはキャビティ寸法を考慮すべきである。焼結は脱バインダと連続して行うが,Tiの焼結は真空中で行う。焼結体中の酸素量は機械的性質に著しく影響を与えるため,酸素量と焼結温度及び時間の関係を示した。Ti合金のMIMプロセスへの適用例として,Ti-6Al-4VやTi-6Al-7Nb等の焼結温度と相対密度の関係及びミクロ組織を示した。

シソーラス用語： 射出成形 ,  *焼結合金 ,  合金粉 ,  *チタン合金 ,  *チタン ,  純金属 ,  焼結体 ,  噴霧法 ,  粘結剤 ,  混練 ,  収縮 ,  脱脂 ,  焼結 ,  真空処理 ,  酸素 ,  加熱温度 ,  保持時間 ,  *機械的性質 ,  Ti-6Al-4V合金 ,  相対密度
準シソーラス用語： Ti-6Al-7Nb合金 ,  *金属粉末射出成形

分類 (2件)： 圧粉,焼結  (WC02030X) ,  機械的性質  (WB02030U)

引用文献 (16件)：

• 1) 三浦秀士: 金属粉の射出成形、熱処理、45-1 (2005) 4-9.
• 2) 斎藤勝義、金子泰成: 粉末の成形技術1991、(株)アイピーシー、 (1991) 24-25.
• 3) 白石博章: ガスアトマイズ法によるチタン粉末の製造、セラミックス、31-3 (1996) 198-201.
• 4) 白石博章: ガスアトマイズ法-チタン粉末の用途、「チタン」フォーラム調査研究成果報告書、(1997) 139-140.
• 5) 伊藤芳典、針幸達也、佐藤憲治、三浦秀士: 加熱脱脂および溶媒脱脂を考慮したMIM用バインダの検討、粉体および粉末冶金、49-6 (2002) 518-521.

タイトルに関連する用語 (4件)： MIM ,  Ti ,  焼結合金 ,  高性能化