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J-GLOBAL ID：201002230195500930   整理番号：10A0887550

セルロース繊維へのカチオン性PVAの吸着とそれとそれの高分子電解質錯体が紙強度に及ぼす影響

The adsorption of Cationic PVA on cellulose fibres and its effect with polyelectrolyte complex on paper strength

著者 (6件)： XIAO Huining (South China Univ. Technol., Guangzhou, CHN) ,  QIAN Liying (South China Univ. Technol., Guangzhou, CHN) ,  HE Beihai (South China Univ. Technol., Guangzhou, CHN) ,  SANG Yizhou (Univ. New Brunswick, Fredericton, CAN) ,  XIAO Huining (Univ. New Brunswick, Fredericton, CAN) ,  QIAN Liying (Univ. New Brunswick, Fredericton, CAN)
資料名： Appita Journal  (Appita Journal)
巻： 63  号： 4  ページ： 294-299,307  発行年： 2010年08月 
JST資料番号： H0294A  ISSN： 1038-6807  CODEN： APPIA2  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オーストラリア (AUS)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 酢酸ビニルとジアリルジメチルアンモニウムクロリド(DADMAC)を反応させ,それを重合,鹸化することによってDADMAC変性(カチオン化)PVA(CPVA)を調製した。これをサイズ剤として用いた場合の紙力向上効果を予測するために晒し亜硫酸パルプに吸着させ,平衡吸着量を測定した。さらにCPVAをCMCと反応させて高分子電解質錯体(PEC)を形成させた。CPVA/CMC比を変えた場合の水中におけるコロイド安定性を濁度測定によって評価した。またパルプ繊維に対する吸着平衡を測定した。未変性,CPVA変性及びPEC変性繊維から手抄紙を抄造し引張強さと引裂き強さを測定した。CPVA吸着量は電荷密度が高いほど,温度とpHが低いほど高かった。PECの量比が当量の場合に濁度が最大でコロイドが最も不安定であった。CPVA吸着によって紙強度が増加したが,PECはそれを上回る効果を示した。

シソーラス用語： 変性 ,  イオン化 ,  *ポリビニルアルコール ,  高分子電解質 ,  *ポリイオンコンプレックス ,  サイズ剤 ,  *紙力向上剤 ,  亜硫酸パルプ ,  吸着平衡 ,  カルボキシメチルセルロース ,  コロイド ,  手抄紙 ,  引張強さ ,  引裂き強さ ,  電荷分布 ,  密度 ,  脂肪酸 ,  脂肪族アルコール ,  エノールエステル ,  ビニル化合物 ,  不飽和アルコール
準シソーラス用語： カチオン化 ,  *カチオン性高分子 ,  高分子電解質錯体 ,  電荷密度

分類 (2件)： 紙料とその調製  (YL03010L) ,  紙・紙製容器の性質・試験  (YL04020D)

物質索引 (2件)： ジアリルジメチルアンモニウムクロリド ,  酢酸ビニル

タイトルに関連する用語 (5件)： セルロース繊維 ,  カチオン ,  吸着 ,  高分子電解質錯体 ,  紙