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J-GLOBAL ID：201002230571305192   整理番号：10A1321854

2領域膜貫通糖輸送タンパク質の変性自由エネルギー

Unfolding free energy of a two-domain transmembrane sugar transport protein

著者 (4件)： FINDLAY Heather E. (Univ. Bristol, Bristol, GBR) ,  RUTHERFORD Nicholas G. (Univ. Leeds, Leeds, GBR) ,  HENDERSON Peter J.F. (Univ. Leeds, Leeds, GBR) ,  BOOTH Paula J. (Univ. Bristol, Bristol, GBR)
資料名： Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America  (Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)
巻： 107  号： 43  ページ： 18451-18456  発行年： 2010年10月26日 
JST資料番号： D0387A  ISSN： 0027-8424  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ヘリックス細胞膜タンパク質における機構的折畳み研究がバクテリオロドプシンのような安定な単一ドメインに限定されていることに着目し,本研究では柔軟な多ドメインタンパク質についても同様の手法を試みた。著者らは,Escherichia coliガラクトース輸送体の2領域の変性自由エネルギー(GalP)を決定した。ヒトのグルコース輸送体の細菌同族体であるGalPは,尿素によって可逆的に変性することが出来る。尿素は,アルファヘリックス含有量の減少及び基質結合の損失を引き起こす。ヘリックス構造及び基質結合の回復は,ドデシルマルトシド・ミセルで発生し,変性自由エネルギーを決定することが出来る。この自由エネルギーは尿素濃度に依存し,尿素不足では変性自由エネルギーが+2.5kcal・mol^-1になることを示した。著者らは,尿素によるGalPヘリックスの変性を輸送構造の動力学的性質及びヘリックス構造に起因すると述べた。

シソーラス用語： *膜貫通タンパク質 ,  変性 ,  折畳み構造 ,  ヘリックス構造 ,  大腸菌 ,  自由エネルギー ,  結合部位 ,  ミセル ,  ウレア化合物
準シソーラス用語： GalP蛋白質 ,  *ガラクトース輸送体 ,  糖輸送体

分類 (1件)： 分子構造  (EB03020Y)

物質索引 (2件)： ドデシルマルトシド ,  尿素

タイトルに関連する用語 (4件)： 糖輸送 ,  タンパク質 ,  変性 ,  自由エネルギー