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J-GLOBAL ID:201002230883405496   整理番号:10A0561930

発生中トウモロコシの穀粒では糖レベルがトリプトファン依存性のオーキシン生合成を制御する

Sugar Levels Regulate Tryptophan-Dependent Auxin Biosynthesis in Developing Maize Kernels
著者 (4件):
資料名:
巻: 153  号:ページ: 306-318  発行年: 2010年05月 
JST資料番号: C0606A  ISSN: 0032-0889  CODEN: PLPHA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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トウモロコシ(Zea mays)のMiniature1(Mn1)遺伝子座は細胞壁インベルターゼINCW2をコードしている。INCW2は主に発生中の穀粒の基底内胚乳輸送層に局在し,ショ糖をブドウ糖と果糖に分解する反応を触媒する。Mn1における突然変異は,穀粒の収量低下や,最近報告されたように穀粒発生を通じたインドール-3-酢酸(IAA)レベルの低下といった多面的な変化を引き起こす。本研究では,mn1-1突然変異体において,受粉後8日目から28日目の基底穀粒領域(小花柄と基底内胚乳輸送層)では,野性型と比べて,ショ糖の蓄積が増加しブドウ糖と果糖の蓄積が減少するが,上部穀粒領域では糖濃度は野性型とほぼ同じか上昇するということが分かり,突然変異体におけるIAAレベルの低下との関連が明らかにされた。関与が考えられるいくつかのIAA生合成酵素の転写レベルの解析から,IAAレベルの低下の原因として,新たに同定されたシロイヌナズナ(Arabidopsis thaliana)の遺伝子YUCCAのホモログであるZmYUCCA(ZmYUC)遺伝子の転写レベルの低下が最も近く対応していることが示された。さらに,in vitroで培養された穀粒とシロイヌナズナにおけるプロモーター-レポーターを用いた発現解析から,ZmYUCはトリプトファンのN-ヒドロキシル化を触媒し,糖のレベルがZmYUC遺伝子の転写を制御していることが示された。これらの結果から,発育過程の種子では糖濃度に応じてオーキシン生合成が制御されることによって成長が調節されている可能性が示唆された。
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分類 (2件):
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植物ホルモン  ,  トウモロコシ 
物質索引 (5件):
物質索引
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