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J-GLOBAL ID：201002231175027410   整理番号：10A0156836

「きぼう」を利用した微小重力実験-SCOFでの実験と生命科学実験-氷の結晶成長における形態不安定化-ISS「きぼう」実験の概要

著者 (8件)： 古川義純 (北大 低温科研) ,  横山悦郎 (学習院大 計算機セ) ,  吉崎泉 (宇宙航空研究開発機構) ,  依田眞一 (宇宙航空研究開発機構) ,  田中哲夫 (宇宙航空研究開発機構) ,  島岡太郎 (日本宇宙フォーラム) ,  曽根武彦 (有人宇宙システム) ,  友部俊之 (IHIエアロスペース)
資料名： 日本マイクログラビティ応用学会誌  (JASMA)
巻： 27  号： 1  ページ： 24-31  発行年： 2010年01月31日 
JST資料番号： L2202A  ISSN： 0915-3616  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 日本実験モジュール(JEM)利用一次選定テーマの一つとして1993年に採択された。本解説では,氷結晶の形態不安定化の特性と形態不安定化機構の解明を目指す宇宙実験の概要を紹介する。氷結晶の形態不安定化の特徴,氷の円盤結晶と形態不安定化に関するモデル,宇宙実験用に搭載された溶液結晶化観察装置SCOF)と開発された結晶成長装置(ICC)の特徴を概説し,「きぼう」実験の成果の概要を述べた。最後に”氷”を研究対象とすることの意義について,どのような状態で水が存在するかという平衡論よりも固相-液相-気相間で起きる非平衡相転移のダイナミックスが重要である。ここに非平衡環境にある氷結晶を詳細に研究する意義が存在する。

シソーラス用語： モジュール ,  *宇宙ステーション ,  *形態 ,  特性 ,  機構 ,  *氷 ,  非平衡状態 ,  相転移 ,  動力学 ,  *微小重力 ,  *溶液成長
準シソーラス用語： *きぼう ,  宇宙実験 ,  非平衡 ,  *不安定化

分類 (1件)： その他の無機化合物の結晶成長  (BK13060T)

引用文献 (31件)：

• FURUKAWA, Y. Physics Today. 2007, 60, 12, 70
• NAKAYA, U. Snow Crystals-natural and artificial. 1954
• KELLER, V. W. J. Cryst. Growth. 1982, 60, 91
• 古川義純. 雪の結晶. 雪氷研究の系譜. 2009, 49
• ARAKAWA, K. J. Fac. Sci. Hokkaido Univ., Ser. II. 1952, 4, 201

タイトルに関連する用語 (11件)： きぼう ,  微小 ,  重力実験 ,  実験 ,  生命科学 ,  氷 ,  結晶成長 ,  形態 ,  不安定化 ,  ISS ,  概要