抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ガラスと空気の境界面における光の全反射現象を利用して音圧を検出する方法を示し,その音圧検出感度について理論的に検討するとともに実験的に検証することによって,光全反射現象のマイクロホンヘの応用が可能であることを示す。本方式のマイクロホンは,音圧による空気の屈折率の変化によって生じる全反射領域からの反射光量の変化の測定から音圧を検出する。音圧による空気の屈折率の変化は極めて小さいが,反射境界面を曲面にし,その曲率半径を非常に大きくして,光源に平面波光源を使用すれば,感度を極めて大きくすることができるため,マイクロホンとしての実用が十分期待できる。感度を非常に大きくした場合,周囲環境の変動の大きさによっては感度が消失するという問題が生じるが,その問題に対する一つの解決法も示す。本方式のマイクロホンは機械的振動部を持たず,非常に小さく作ることもできるため,原理的に高周波の限界が高く,また大音圧の測定が可能である。(著者抄録)