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J-GLOBAL ID:201002231684030269   整理番号:10A0835728

マウス脳における糖蛋白質上のα2,8-トリシアル酸単位の発育段階依存発現

Developmental stage-dependent expression of an α2,8-trisialic acid unit on glycoproteins in mouse brain
著者 (7件):
資料名:
巻: 20  号:ページ: 916-928  発行年: 2010年07月 
JST資料番号: W0050A  ISSN: 0959-6658  CODEN: GLYCE3  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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モノクローナル抗体mAb.A2B5の,ガングリオシドGT3及びGQ1cと考えられている,エピトープのもっと精密な構造を知るために,ホスファチジルエタノールアミン及びウシ血清アルブミンに連結させたオリゴシアル酸構造を化学合成して,抗原特異性の決定に用いた。mAb.A2B5は糖脂質及び糖蛋白質の両方の上でNeu5Acα2→8Neu5Acα2→8Neu5Acα→構造を認識した。次いで,発育中のマウス脳内の糖蛋白質上でのmAb.A2B5エピトープの存否を調べた。WesternブロットでmAb.A2B5反応性の4個の糖蛋白質の発現を明かにした。それらの発現は神経発育の段階に依存していた。これら糖蛋白質のmAb.A2B5との免疫反応性全体がシアリダーゼ処理後に消え,クロロフォルム/メタノール抽出には抵抗性を示した。これらエピトープはGD3シンテターゼヌル及びGD3/GD2シンテターゼ二重ヌルの両方のマウスからの脳ホモジネート内でも検出された。これらのことはmAb.A2B5によって認識されたα2,8-トリシアル酸(triSia)単位が発育途上のマウス脳でガングリオシドだけではなく糖蛋白質上にも在るということを示した。そこで糖蛋白質上のtriSia構造はガングリオシド上のα2,8-triSia構造での場合と似て,オリゴデンドロサイト分化に関与させられると仮定した。既知のST8Sia遺伝子全部の発育的発現の即時PCR分析はST8SiaIII 遺伝子の発現がtriSiaエピトープの発現と相関することを示した。
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分類 (2件):
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抗原・抗体・補体の生化学  ,  糖質・糖鎖一般 
物質索引 (1件):
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