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J-GLOBAL ID:201002232003144870   整理番号:10A0686704

長周期地震動を受ける鋼構造超高層建物のエネルギー吸収と分担率-部分切り出し架構に対するE-ディフェンス振動台実験-

ENERGY DISSIPATION AND DISTRIBUTION RATIO IN A STEEL HIGH-RISE BUILDING SUBJECTED TO LONG-PERIOD GROUND MOTIONS-E-defense shaking table tests of partially extracted frame-
著者 (9件):
資料名:
号: 653  ページ: 1217-1226  発行年: 2010年07月30日 
JST資料番号: F0393B  ISSN: 1340-4202  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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超高層建物の殆ど多くが大地震を受けた経験を持たない。長周期地震動を受ける超高層建物に関する大規模実験をエネルギーの観点から定量的に分析する。長周期震動を受ける鋼構造超高層建物は,架構の変形が梁の端部に集中し,多数回の繰返し変形により,累積塑性変形が梁端部の接合部の保有性能に達すると,フランジ破断などの損傷に至る。E-ディフェンス振動台における実験を行い,試験体に入力されるエネルギー,架構で吸収するエネルギー,架構内でのエネルギーの分担率に着目して結果を分析した。建物全体での吸収エネルギーを三の丸波(SAN)とEL Centroレベル2(EL2)で比較すると,SANはEL2の約9倍となり,実架構での損傷を表す塑性歪エネルギーの総和を比較した場合,約13倍となった。架構で吸収している約90%が梁端部での塑性歪みエネルギーであり,その割合はほぼ一定であった。残りは内部減衰,コンクリートスラブのひび割れ等の損傷によるものと推測される。
シソーラス用語:
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分類 (2件):
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金属構造  ,  建築物の耐震,免震,制震,防振 
引用文献 (23件):
  • 1) 土木学会,日本建築学会:海溝型巨大地震による長周期地震動と土木・建築構造物の耐震性向上に関する共同提言,2006.11
  • 2) 日本建築学会:長周期地震動と建築物の耐震性,2007.12
  • 3) 財津和廉,宮内洋二,太田弘俊,薩川恵一,北村春幸:長周期地震動に対する長周期構造物の応答性状評価 その2 超高層建物の応答性状,日本建築学会大会学術講演梗概集,B-2,pp.991-992,2004.8
  • 4) 吹田啓一郎,北村有希子,五藤友規,岩田知孝,釜江克宏:高度成長期に建設された超高層建物の長周期地震動に対する応答特性-想定南海トラフ地震の関西地域における予測波を用いた検討-,日本建築学会構造系論文集,第611号,pp.55-61,2007.1
  • 5) 北村春幸,馬谷原伴恵,川崎恵:時刻歴応答解析結果をもとにエネルギーの釣合に基づく耐震設計法を適用した建築物の耐震性評価法の提案,日本建築学会構造系論文集,第632号,pp.1755-1763,2008.10
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