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J-GLOBAL ID:201002232159107559   整理番号:10A0083729

多サイト測定と化学輸送モデルによって決定された日本上空の粒子状硫酸塩の顕著な地理的勾配:アジア大陸からの越境汚染の影響

Significant geographic gradients in particulate sulfate over Japan determined from multiple-site measurements and a chemical transport model: Impacts of transboundary pollution from the Asian continent
著者 (8件):
資料名:
巻: 44  号:ページ: 381-391  発行年: 2010年01月 
JST資料番号: C0382D  ISSN: 1352-2310  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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東アジア太平洋周縁部上空の多サイトにおいて測定された硫酸塩(SO42-)濃度において(緯度及び経度の)顕著な地理的勾配を見出した。さらに,観測された勾配は地域的化学輸送モデルで良く再現された。観測及び計算されたSO42-濃度はアジア大陸により近いサイトでより高かった。モデルによって計算された中国からのSO42-濃度はまた緯度及び経度勾配の本質的な特徴を示した。年間を通して,中国SO42-の日本の全体量への相対的寄与は,アジアの地域的エミッションインベントリーからの中国の二酸化硫黄(SO2)エミッションデータを利用すると対照事例の場合50~70%を超えていた。(中国の国家環境保護行政からの中国のSO2エミッションデータを利用すると,中国のエミッションが小さい場合で40~60%であった。)中国からの実際のSO42-濃度は夏に最大になるが,相対寄与は冬季に最大およそ65~80%になる。多サイト測定とモデル解析によって,日本のSO42-濃度はアジア大陸からの流出によって影響されることが強く示唆され,この影響はアジア大陸により近い地域で最大になる。反対に,SO2濃度にはなんらの緯度及び経度勾配は見られなかった。そのかわり,SO2濃度は局所的なSO2エミッションと有意に相関していた。この研究の結果から,大量の粒子状硫酸塩が東アジア太平洋周縁部から長距離輸送され,この結果,日本のSO42-濃度はアジア大陸からの越境流出によって支配されることが示された。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
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気圏環境汚染  ,  粒状物調査測定  ,  対流圏・成層圏の地球化学 

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