抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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構造方程式モデルは,複数の変数間の従属関係を誤差の付随した線形・非線形方程式によって表現した統計モデルの一つであり,工学・医学・情報科学の分野において利用されている。本稿では,構造方程式モデル理論の基礎をなす線形構造方程式モデルについて解説した。線形構造方程式モデルの理論ではグラフを用いてその性質が議論されることが多いため,グラフ用語を用いて線形構造方程式モデルの基本的フレームワークを説明した。グラフ用語を示した上で,モデルの概要について述べ,さらに,モデルの性質として,線形構造方程式モデルが持つ特徴である「直接効果と総合効果の区別」,「パス係数による変量間の相関係数の分解」について述べた。