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J-GLOBAL ID：201002232866382787   整理番号：10A1153768

エポキシ樹脂の化学構造と酸・アルカリ環境下での腐食・劣化特性

著者 (1件)： 久保内昌敏 (東京工大 大学院理工学研究科)
資料名： 日本接着学会誌  (Journal of the Adhesion Society of Japan)
巻： 46  号： 11  ページ： 423-428  発行年： 2010年11月01日 
JST資料番号： G0749A  ISSN： 0916-4812  CODEN： NSEGE7  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 硬化剤や主鎖構造の異なるエポキシ樹脂硬化物の,酸やアルカリ水溶液といった腐食性環境に対する挙動を述べた。有機材料の吸水曲線を示し,物理的劣化や化学的劣化の観点から腐食を解説した。又,腐食の形態に着目して劣化挙動を表面反応型,腐食層形成型,全面浸入型に分類した。エポキシ樹脂の加水分解機構を述べ,酸無水物硬化エポキシ樹脂の湿潤重量変化から水酸化ナトリウム水溶液中での劣化を説明した。又,酸無水物硬化エポキシ樹脂の化学構造とアルカリ環境下の腐食形態,強度モデルと寿命予測について述べた。次に,アミン硬化エポキシ樹脂の劣化について,腐食形態,硫酸環境における全面浸入型の劣化,アミン硬化剤の配合量と耐酸性を説明した。

シソーラス用語： *エポキシ樹脂 ,  分子構造 ,  *耐食性 ,  耐水性 ,  劣化 ,  腐食 ,  表面反応 ,  分子量 ,  拡散速度 ,  加水分解 ,  酸無水物 ,  化学結合 ,  エーテル ,  寿命予測 ,  アミン ,  耐アルカリ性 ,  耐酸性 ,  *架橋剤 ,  硬化促進剤 ,  硫酸 ,  スズ化合物 ,  腐食速度 ,  腐食機構 ,  ビスフェノールAエポキシ樹脂
準シソーラス用語： エステル結合 ,  *化学構造

分類 (3件)： エポキシ樹脂  (YH07040I) ,  抵抗性  (YH02050K) ,  高分子の分解,劣化  (CG03010A)

引用文献 (19件)：

• 1) K. Tsuda, J. Japan Petroleum Institute, 50, 240 (2007).
• 2) 久保内昌敏, 酒井哲也, MATERIAL STAGE, 2007年4月号,61 (2007).
• 3) 津田 健, 久保内 昌敏, 酒井哲也, 後藤誠裕, 強化プラスチックス, 52, 564 (2006).
• 4) 久保内昌敏, 仙北谷英貴, 津田健, 強化プラスチックス, 49, 470 (2003).
• 5) 久保内昌敏, 材料と環境, 51, 542 (2002).

タイトルに関連する用語 (6件)： エポキシ樹脂 ,  化学構造 ,  酸 ,  アルカリ ,  環境 ,  腐食