抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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導入コストが低く保守性に優れた,輸送密度の低い線区に適した信号保安装置について述べた。1)適切な保全を効率的に行うために,転換鎖錠装置のモニタリング装置を開発している。ロック機構部とスイッチアジャスタにセンサを取り付け,ロックと転換負荷力の状態を計測する。情報の伝送にはインターネット等の汎用通信手段を用いて低コスト化を図る。2)電化区間で5km,非電化区間で6kmまでの範囲で列車検知を行う長大軌道回路について,軌道回路電流をデジタル化して,受信機において決められた符号であるかを判断する方式を開発した。列車を検知する電流と車両からの電流を区別できるので安全性が向上し,車両開発の負担を軽減できる。現在,現地試験により有効性と列車検知性能の確認を行っている。3)既存の電子閉そく装置の更新を見据えて,拠点無線式制御システムの開発に取り組んでいる。システムは地上側の中央装置,駅制御装置,車上側の無線アンテナ,地上側との送受信を行う車載機から構成した。無線は免許取得の必要がない2.4GHzの周波数帯を使用し,耐ノイズ性に優れるスペクトラム拡散方式とした。また速度照査機能付きのATSと接続することにより,踏切防護機能を持たせることができる。