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J-GLOBAL ID：201002234138396707   整理番号：10A0925927

地球環境に貢献する最新触媒技術 燃料電池用カーボンアロイカソード触媒

著者 (3件)： 神成尚克 (群馬大 大学院工学研究科) ,  松井雅義 (群馬大 大学院工学研究科) ,  尾崎純一 (群馬大 大学院工学研究科)
資料名： 化学工学  (Chemical Engineering of Japan)
巻： 74  号： 9  ページ： 465-467  発行年： 2010年09月05日 
JST資料番号： F0099A  ISSN： 0375-9253  CODEN： KKGKA4  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： PEFCの各電極には白金触媒が用いられている。正極反応である酸素還元反応は,負極反応である水素酸化反応に比べて反応速度が小さい。これを補うため,多量の白金が触媒として投入される。白金は希少な偏在資源である。したがって,このような白金の多量使用が,コストと資源の両面からPEFC実用化を妨げる原因となっていることは明白である。そこで,白金の使用量を極限まで抑えた触媒や白金代替触媒の開発が精力的に進められている。本稿ではカーボンアロイカソード触媒について,これまで研究グループがおこなってきた内容を中心に紹介した。通常触媒といえば遷移金属を思い浮かべる。そこでは,d電子が重要な役割を果たしている。ところが,今回紹介したカーボンアロイ触媒の場合には,p軌道しか持たない材料が遷移金属と同様の働きをしている。

シソーラス用語： 地球環境 ,  *炭素材 ,  *電極材料 ,  カソード ,  *固体高分子形燃料電池 ,  白金触媒 ,  代替案 ,  シェル ,  ナノ構造 ,  シェル構造 ,  *触媒活性 ,  走査電子顕微鏡 ,  透過型電子顕微鏡 ,  酸素 ,  還元 ,  発電 ,  活性部位 ,  電流電圧特性 ,  積層構造 ,  炭素 ,  *電極触媒
準シソーラス用語： PEFC【電池】

分類 (2件)： 触媒操作  (XE01050T) ,  燃料電池  (YB04040V)

引用文献 (13件)：

• JASINSKI, R. Nature. 1964, 201, 1212
• JAHNKE, H. Top. Curr. Chem. 1976, 61, 133
• ALVES, M. C. Martins. J. Phys. Chem. 1992, 99, 10898
• VAN VEEN, J. A. R. Electrochim. Acta. 1988, 33, 801
• WIESENER, K. Mater. Chem. Phys. 1989, 22, 457

タイトルに関連する用語 (3件)： 地球環境 ,  触媒 ,  燃料電池