抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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電力システムは経済性と信頼度のバランスを保ちつつ機器を使いこなし運転・制御・管理することが重要になっている。各機器の性能や故障が電力システム全体に波及するため,影響が最小になるように,機器毎に優先順位をつけて保守方法と時期を決定することが必要である。筆者らはIGMS(Intelligent Grid Management System)を提案し,最適な保守方法と時期を合理的に定める方法について検討してきた。本文では,変圧器のDGA(油中溶存ガス分析)による診断に着目し,隠れマルコフモデルを用いて将来における状態推定を行い,最適保守方法について検討した。この結果,変圧器の現在と将来の状態確率と故障率の推定結果は測定結果とよく一致し,診断の使用により変圧器の保守方法と時期を最適化できることが判明した。