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J-GLOBAL ID：201002234538186809   整理番号：10A0003258

輪荷重走行試験による材料劣化を受けた道路橋RC床版の疲労耐久性評価

著者 (3件)： 子田康弘 (日本大 工) ,  斎藤卓也 (福島市 建設部) ,  岩城一郎 (日本大 工)
資料名： コンクリート構造物の補修,補強,アップグレード論文報告集  (Proceedings of the Concrete Structure Scenarios, JSMS)
巻： 9  ページ： 145-150  発行年： 2009年10月30日 
JST資料番号： L6941A  ISSN： 1346-7492  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： RC橋床版の疲労耐久性を研究した。その材料劣化として想定される塩害による鋼材腐食と床版内への水の浸透によるコンクリートの砂利化に着目し,これらの劣化が疲労耐久性に及ぼす影響を健全なRC橋床版との比較により検討した。そのために,塩害を人工的に発生させたRC橋床版模型につき,輪荷重走行試験後の断面亀裂状況と鋼材の腐食状況を調査した。また,コンクリート砂利化の影響につき,RC橋床版模型上面に水を張った輪荷重走行試験を行って評価した。その結果,塩害による疲労耐久性の低下は,腐食亀裂と鋼材周囲の腐食に伴う不規則な亀裂が影響している,砂利化は床版圧縮鉄筋上面に見られる水平亀裂への浸水とともに進行し急激な疲労破壊に至る,等が明らかになった。

シソーラス用語： *橋床版 ,  *鉄筋コンクリート構造 ,  道路橋 ,  劣化 ,  浸水 ,  マトリックス【母体】 ,  分離 ,  性能評価 ,  模型試験 ,  疲れ破壊 ,  金属腐食 ,  鋼材腐食 ,  *疲れ耐久性 ,  輪荷重走行試験

分類 (2件)： 橋梁の破壊,保守,その他  (RC06080X) ,  コンクリート構造  (RA04030A)

引用文献 (7件)：

• 松井繁之: 床版研究の変遷と輪荷重走行試験機の役割, 第五回道路橋床版シンポジウム講演論文集, pp. 1-12, 2007.
• 松井繁之: 移動荷重を受ける道路橋RC床版の疲労強度と水の影響について, コンクリート工学年次論文報告集, Vol.9, pp. 627-632, 1987.
• 子田康弘, 斎藤卓也, 岩城一郎: 塩害により劣化したRC床版の疲労耐久性に関する検討, コンクリート構造物の補修, 補強, アップグレード論文報告集, 第8巻, pp. 339-404, 2008.
• 阿部忠, 木田哲量, 澤野利章, 水口和彦, 近藤崇: 走行振動試験装置の性能検証に関わるRCはりの走行実験研究, 日本大学生産工学部研究報告, 第34巻第2号, pp. 1-10, 2001.
• 松井繁之: 橋梁の寿命予測-道路橋RC床版の疲労寿命予測-, 安全工学, Vol.30, No.6, pp. 432-440, 1991.

タイトルに関連する用語 (6件)： 輪荷重走行試験 ,  材料劣化 ,  道路橋 ,  RC床版 ,  疲労耐久性 ,  評価