抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
マイクロカーネル構造のオペレーティングシステムは,高い適応性と堅牢性の実現を可能にする。しかし,OS機能の大半をOSサーバとして実現するため,OS処理の際にOSサーバ間の処理連携が多発し,性能が低下してしまう。そこで,この性能低下を抑えるための高速なプログラム間通信機構が求められる。ここでは,高速な通信制御,授受データの保護,及び利用に合わせたインタフェース提供を特徴としたサーバプログラム間通信機構を提案する。具体的には,マイクロカーネル構造を有するAnTオペレーティングシステムについて,機構の設計を述べる。また,基本性能,データ保護機能のオーバヘッド,及び直接返却機能の有効性の観点から評価する。更に,マイクロカーネルOSであるMINIXとAnTの比較を行う。(著者抄録)