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J-GLOBAL ID：201002235038808451   整理番号：10A0484217

FM音波探知コウモリはクラッターにおけるブロードキャスト-エコー曖昧性を避けるために周波数をシフトする

FM echolocating bats shift frequencies to avoid broadcast-echo ambiguity in clutter

著者 (5件)： HIRYU Shizuko (Doshisha Univ., Kyotanabe, JPN) ,  BATES Mary E. (Brown Univ., RI) ,  SIMMONS James A. (Doshisha Univ., Kyotanabe, JPN) ,  SIMMONS James A. (Brown Univ., RI) ,  RIQUIMAROUX Hiroshi (Doshisha Univ., Kyotanabe, JPN)
資料名： Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America  (Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)
巻： 107  号： 15  ページ： 7048-7053  発行年： 2010年04月13日 
JST資料番号： D0387A  ISSN： 0027-8424  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 音波探知コウモリ(Eptesicus fuscus)は,ソナーを用い,飛行を行い,暗闇で捕食する。今回,クラッター中の曖昧性への反応を同定するため,多様な調和FM音を発するコウモリを密集した障害物アレー(垂直に吊るした鎖の配列)下で飛行する訓練を行った。コウモリが発するソナー音をコウモリに装着したミニアチュアラジオマイクロフォンで記録した。鎖の連続配列は長さ6m以上とした。延長したエコーストリームの重複による曖昧性へのコウモリの反応は,特異的であった。曖昧性(エコーストリーム持続時間より短いパルス間間隔)が起こるとき,重複の程度に比例してコウモリはFMスウィープ頻度を最初のブロードキャストで上方に,第二のブロードキャストで下方に数kHzまでシフトした。さらに検討し,コウモリはエコーの時間-頻度比較を用い得,エコーを対応するブロードキャストに割り当て,曖昧性を避け得ると結論した。

シソーラス用語： *コウモリ ,  ソナー ,  音波探知 ,  動物行動 ,  周波数 ,  飛翔 ,  観察 ,  システム ,  遠隔測定 ,  エコー ,  *哺乳類
準シソーラス用語： Eptesicus fuscus ,  行動観察 ,  赤外観察カメラシステム

分類 (1件)： 聴覚  (EJ13030M)

タイトルに関連する用語 (8件)： Fm ,  音波探知 ,  コウモリ ,  クラッター ,  ブロードキャスト ,  エコー ,  曖昧性 ,  シフト