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J-GLOBAL ID：201002235827740608   整理番号：10A0799046

全有機物ニトロオキシドラジカル液晶において観測される異方的および不均一磁気相互作用

Anisotropic and Inhomogeneous Magnetic Interactions Observed in All-Organic Nitroxide Radical Liquid Crystals

著者 (7件)： UCHIDA Yoshiaki (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  SUZUKI Katsuaki (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  TAMURA Rui (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  IKUMA Naohiko (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  SHIMONO Satoshi (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  NODA Yohei (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  YAMAUCHI Jun (Kyoto Univ., Kyoto, JPN)
資料名： Journal of the American Chemical Society  (Journal of the American Chemical Society)
巻： 132  号： 28  ページ： 9746-9752  発行年： 2010年07月21日 
JST資料番号： C0254A  ISSN： 0002-7863  CODEN： JACSAT  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ラセミおよび非ラセミ全有機物ラジカル液晶1aおよび1bの種々な液晶相において異方的および不均一磁気相互作用を観測した。SQUID磁力測定とVT-EPR分光法により,1aおよび1bの種々な常磁性液晶相における非線形常磁性磁化が異方的および不均一磁気相互作用から生じることを見出した。この相互作用は液晶超構造により誘起される磁気局所構造あるいは磁区の形成から生じる。この過程で,EPR分光法が,25と115°C間の高温で有機ニトロオキシド単ラジカル液晶相に対して常磁性磁化率の温度依存性を測定するための適切な手段であることを示した。磁気相互作用の大きさは液晶相あるいは超構造に依存した。そのような異方的および不均一磁気相互作用の詳細な理解は,まったく新しい全有機磁気液晶材料の開発に導く可能性がある,例えば,磁気標的化薬剤配達系のための無金属磁気キャリアーとしての利用が有望である。

シソーラス用語： *ニトロキシド ,  *液晶 ,  SQUID ,  ESR【磁気共鳴】 ,  常磁性 ,  *異方性 ,  *不均一性 ,  *磁化率 ,  温度依存性
準シソーラス用語： ニトロオキシド

分類 (1件)： その他の液晶  (BK03030H)

物質索引 (2件)： [2α-(4-トリデシルオキシフェニル)-5β-[4-[4-(トリデシルオキシ)ベンゾイルオキシ]フェニル]-2,5-ジメチルピロリジン-1-イルオキシ]ラジカル ,  [2α-(4-オクチルオキシフェニル)-5β-[4-[4-(オクチルオキシ)ベンゾイルオキシ]フェニル]-2,5-ジメチルピロリジン-1-イルオキシ]ラジカル

タイトルに関連する用語 (5件)： 有機物 ,  液晶 ,  観測 ,  不均一 ,  磁気相互作用