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J-GLOBAL ID：201002236395772364   整理番号：10A1096662

溶接接合教室 基礎を学ぶ 第1章 溶接法および機器 1-9-1 セラミックスの接合

Joining of Ceramics

著者 (1件)： 柴柳敏哉 (大阪大 接合科研)
資料名： 溶接学会誌  (Journal of the Japan Welding Society)
巻： 79  号： 7  ページ： 653-659  発行年： 2010年10月05日 
JST資料番号： G0090A  ISSN： 0021-4787  CODEN： YOGAA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： セラミックスと金属などとの異なる材料の接合では,ロウ接や拡散接合が接合手段となる。本稿では,セラミックスの接合における界面の問題を中心にその接合機構の基礎的な考え方を解説した。ロウ接の最も重要な要素現象は固液界面での濡れ現象で,濡れ性,界面反応,界面組織発達過程,界面強度,残留歪などが,全て考慮されて最適なロウ材選定とロウ付条件が策定される。拡散接合の場合にも界面反応,界面組織発達過程,界面強度,残留歪が重要要素となる。界面科学視点から,異なる結晶方位を有する結晶粒が会合する界面構造の基礎概念,粒界構造の電子状態と粒界エネルギー,及び界面熱力学と拡散現象について述べた。セラミックスや複合材料の接合には,科学的根拠に基づいた界面構造と溶接プロセスそれに関する材料科学と材料力学の各要素現象の包括的な解明が必要不可欠である。

シソーラス用語： *ろう付 ,  *セラミック ,  *接合 ,  固液界面 ,  不均一系反応 ,  強度 ,  残留歪 ,  濡れ ,  拡散接合 ,  界面 ,  表面構造 ,  *金属材料 ,  *異種材料接合
準シソーラス用語： *ろう接 ,  界面反応 ,  界面強度 ,  界面構造

分類 (1件)： 接着  (WC07020V)

引用文献 (28件)：

• 1) 佐久間健人:「セラミック材料学」,海文堂,(1990).
• 2) 岡田博明・永井正幸 編著:「セラミックスの科学」技報堂出版,(1995), 64.
• 3) 岩本信也,宗宮重行 編:「金属とセラミックスの接合」内田老鶴圃,(1990).
• 4) 玉井富士夫:溶接学会論文集,14-2(1996), 333.
• 5) 小林紘二郎,西本和俊,池内建二:「材料接合工学の基礎」,産報出版,(2000).

タイトルに関連する用語 (5件)： 溶接接合 ,  教室 ,  基礎 ,  溶接法 ,  セラミックス